2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

日韓の名字の比較

「ことばと文化の日韓比較」という副題の付された任栄哲、井出里咲子 『箸とチョッカラク』(大修館書店)。この中で日韓の名字を比較するコラムがあって、「金」「李」「朴」が韓国の名字では多数を占めるというのは本を読む前から知っていたけど、韓国の名字…

最近「え、この作品、英訳あるの?」と驚いたのが尾崎翠の「第七官界彷徨」。 「MONKEY」(英語版のほう)vol.1の巻末には、「Why hasn't this been translated?」という名の、未訳の日本文学について数人の翻訳家が紹介するコーナーがある。ここで尾崎翠「第…

Russel Hoban『The Lion of Boaz-Jachin and Jachin-Boaz』(Valancourt)

One of the best novels that I have ever read. I used to have little interest in things like love, growth, or any other central feelings of human. Also, I had thought that explained why I am fond of writers like J.G.Ballard. This book, howe…

当ブログの目次を作成してみました(→Link)。ブログ開設以来の書評、作家・マンガ家への言及を(ほぼ)すべて五十音順にしてリストしています。

日本の幻想文学研究の俊英、ピーター・バナードが今学期とある日本の大学で開講しているGhosts and Goblins in Modern Japanese Literatureという授業(使用言語は英語で受講生は留学生が多い)。週替わりで短編ないし長編の一部などを読んでいくが、テキスト…

コンビニで小梅ちゃんを見ると、それだけで一日ハッピーな気分になる。僕にとって林静一とはイラストレーターである以前に『赤色エレジー』を描いた「ガロ」の漫画家。そんな人の絵を令和の今も日常的に見ることができるというのは、まちがいなくささやかな…