ポートフォリオ

1986年生まれ。語学に関する仕事をするかたわら、ライター仕事や編集。文芸同人誌(ZINE)『jem』編集&刊行人。慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。関心分野は海外詩、翻訳文化論、日本文学の海外普及、社会言語学など。

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◇『jem』Vol.1(創刊号)(2024年12月刊)
特集「未来視する女性作家たち」、小特集「東方幻想の世界」。詳細は公式noteをご覧ください。執筆者一覧(五十音順):秋草俊一郎、阿部大樹、あわいゆき、石川美南、礒崎純一、大島豊、木海、岸谷薄荷、木村夏彦、鯨井久志、焦陽、白川眞、菅原慎矢、高山直之、垂野創一郎西崎憲、パウ・ピタルク・フェルナンデス、平山亜佐子、ヘレン・ホラン、堀田季何、増田まもる、マヌエル・アスアヘアラモ、ミミ・シェン、山口真果、山本貴光、劉佳寧、ローレル・テイラー、渡邊利道、王子豪

辻真先《爱丽丝梦境事件》(木海訳、浙江文艺出版社、2025年1月刊)
中国人の翻訳家、木海さんによる辻真先『アリスの国の殺人』の簡体字版中国語訳作業を少しだけお手伝いしました。訳文はそのものはまったく作っておらず、単純に日本語母語話者の視点からの助言です。木海さんが訳者あとがきに私の名前を入れてくださっています!多くの読者の手に渡りますように。

書評:A ee mi『Platonic Love』(2024年)
大阪にある海外コミックスのブックカフェ、書肆喫茶moriさんが刊行されている海外マンガ情報誌『漫海』Vol.4に寄稿した書評です。台湾のアーティスト、A ee miのジェンダーSF『Platonic Love』(Paradice System、2023)について、鈴木賢『台湾同性婚法の誕生 アジアLGBTQ+燈台への歴程』(日本評論社)などと絡めて紹介しています。

「21世紀の残雪、のための」『カモガワGブックスVol.4 特集:世界文学/奇想短編』(2023年)
翻訳家の鯨井久志さん、編集者・空舟千帆さん主宰の海外文学に特化した同人誌に寄せた、中国の現代作家・残雪についての論考。許可を得て以下のアドレスに再掲しています。
https://air-tale.hateblo.jp/entry/2024/01/24/020521

「“新進作家”、レジェンド・エリスンに嚙みつく?――ハルキムラカミによる若干のSF批評に就いて」『カモガワGブックスVol.4 特集:世界文学/奇想短編』
同誌に掲載された、村上春樹のジャンルフィクションへの言及に着目した論考。許可を得て以下のアドレスに再掲しています。
https://air-tale.hateblo.jp/entry/2024/05/10/004930

Mieko Kanai Mild Vertigo(translated by Polly Barton)(New Directions) (2023年)
イギリス人の翻訳家Polly Bartonさんによる金井美恵子『軽いめまい』の英訳作業を少しだけお手伝いしました。訳文そのものはまったく作っておらず、あくまで日本語母語話者の視点からの助言です。The Donald Keene Center of Japanese CultureによるLindsley and Masao Miyoshi Translation Prizesを受賞。

「チノウケンサ」『マトグロッソ』(イーストプレス)2012年7月
創作、数百字程度。アメリカの現代作家、ポール・オースターが行っていた実話収集型の読者投稿プロジェクト“ナショナル・ストーリー・プロジェクト”。高橋源一郎内田樹がその日本語版を2010年代前半に行っていました。当作は高橋源一郎選。
※『マトグロッソ』はイーストプレスのwebマガジンですが、現在はこのコンテンツそのものにアクセスできなくなっています。お読みになりたい方がいましたらメールをください。

タカスギシンタロ、松本楽志、たなかなつみ編『超短編の世界vol.3』(創英社、2011)
別名義で「ラストシーン」という超短編を寄稿しています。

伊藤計劃記録』(早川書房、2010)※のち文庫化
小説家・伊藤計劃の短編や映画批評など、長編以外のテキストを集成した本です。別名義で共同インタビュアーのひとりとしてインタビューを行っています。サイト「Anima Solaris(アニマ・ソラリス)」の雀部陽一郎さんのご厚意でインタビューの末席に加えさせていただいたものの再録です。

前島賢セカイ系とは何か』(ソフトバンク新書、2010)※のち文庫化
セカイ系」という造語をベースに、ライトノベル、漫画を含めエヴァンゲリオン以降の日本のサブカルチャーの流れを概括しようとする新書です。少しだけお手伝いをさせていただきました。

 

◆その他の情報
慶應大学英米文学専攻での卒業論文は、アーシュラ・K・ル=グウィン『闇の左手』について。また、同大学のSF研究会のOBです。
・「大好きな本(ただし2011年までの基準で)」リスト
・その他、随時追加していきます。