(Is it possible to travel all over the world without moving further than your house?My favorite short stories)
いまの気分で、お気に入りの海外短篇小説。
日本の作品も、外国から、つまり僕たちをやさしく取り巻いているこの海の外からみれば、海外小説なのかもしれない。そんなふうに考えて、わが国の作品もちょっとだけ入っている。でも、それよりなにより、これらの作品を実際に書いてしまった作家たちに心からの感謝の念を。
ジュール・シュペルヴィエル「沖の少女」
アレクサンドル・グリーン「水彩画」
アンリ・ボスコ「シルヴィウス」
アウグスト・モンテローソ「ミスター・テイラー」
アンナ・カヴァン「輝く草地」
J・G・バラード「時間の庭」
アレッホ・カルペンティエール「種への旅」
フリオ・コルタサル「占拠された屋敷」
ジョルジュ・マンガネッリ「虚偽の王国」
アントニオ・タブッキ「ベアト・アンジェリコの翼あるもの」
ジェイムズ・ブランチ・キャベル「月蔭から聞こえる音楽」
ジョルジュ・ペレック「冬の本」
モーリス・ブランショ「白日の狂気」
ゲオルク・ハイム「狂人」
アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ「ダイヤモンド」
マルセル・シュウォッブ「大地炎上」
ホルヘ・ルイス・ボルヘス「バベルの図書館」
イタロ・カルヴィーノ「鳥の起源」
スティーヴン・ミルハウザー「アウグスト・エッシェンブルク」
デヴィッド・ブルックス「SEIの本」
パトリシア・ライトソン「もっと古い魔法」(短篇版)
ミルチャ・エリアーデ「ムントゥリャサ通りで」
ディーノ・ブッツァーティ「七人の使者」
ハーマン・メルヴィル「代書人バートルビー」
ナサニエル・ホーソーン「地球の大燔祭」
エドガー・アラン・ポー「モルグ街の殺人」
ディラン・トマス「果樹園」
ジョン・クロウリー「消えた」
ジーン・ウルフ「浜辺のキャビン」
アーシュラ・K・ル・グィン「オメラスから歩み去る人々」
シオドア・スタージョン「孤独の円盤」
レイ・ブラッドベリ「初めの終り」
フリッツ・ライバー「バケツ一杯の空気」
エドモンド・ハミルトン「フェッセンデンの宇宙」
ジャック・フィニイ「ゲイルスバーグの春を愛す」
ピーター・S・ビーグル「死神よ来たれ」
A・E・コッパード「アダムとイヴ」
ロード・ダンセイニ「カルカッソーネ」
ゼナ・ヘンダースン「なんでも箱」
ブライアン・W・オールディス「不可視配給株式会社」
デイヴィッド・I・マッスン「旅人の憩い」
テッド・チャン「バビロンの塔」
グレッグ・イーガン「ワンの絨毯」
アーサー・ポージス「1ドル98セント」
ナイジェル・ニール「風の中のジェレミー」
フラン・オブライエン「機関車になった男」
オクタビオ・パス「波との生活」
マルグリット・ユルスナール「青の物語」
マリオ・バルガス・リョサ「小犬たち」
ヴィリエ・ド・リラダン「ヴェラ」
レオノーラ・カリントン「最初の舞踏会」
レーモン・ルーセル「黒人たちの間で」
ジョルジュ・バタイユ「ハレルヤ」
ボナ・ド・マンディアルグ「カファルド」
ジョイス・マンスール「マリー、または傅くことの名誉」
残雪「カッコウが鳴くあの一瞬」
エリック・マコーマック「刈り跡」
R・A・ラファティ「草の日々、藁の日々」
ジョン・スタインベック「蛇」
ウィリアム・フォークナー「エミリーにバラを」
レイモンド・カーヴァー「大聖堂」
ジョン・バース'Frame-tale'
ロバート・クーヴァー「ラッキー・ピエール」
R・L・スティーヴンスン「ジキル博士とハイド氏」
H・G・ウェルズ「モロー博士の島」
トーマス・マン「トニオ・クレーゲル」
ドナルド・バーセルミ「バルーン」
バーナード・マラマッド「ユダヤ鳥」
サーテグ・ヘダーヤト「幕屋の人形」
レオ・ペルッツ「月は笑う」
イルゼ・アイヒンガー「夜の天使」
オスカル・パニッツァ「三位一体亭」
ボブ・ショウ「去りにし日々の光」
エイミー・ベンダー「思い出す人」
ダニロ・キシュ「死者の百科事典」
ヴィクトル・ペレーヴィン「倉庫12番の冒険と生涯」
タチヤーナ・トルスタヤ「夜」
ウラジミール・ソローキン「愛」
イスマイル・カダレ「災厄を運ぶ男」
野間宏「顔の中の赤い月」
木地雅映子「その夜が来たら、自転車で」