思いついて、台湾の知人に、(その人が学んでいた)中学や高校の国語の教科書にどういった文学作品が載っていたかをたずねてみる。なお、その方は90年代以降生まれ。

メッセージで返ってきた回答によると、

・国語の教科書にのっている作品は古文と現代文学の2種類
・古文はいわゆる中国の古典文学だが、現代文学は中国人作家と台湾人作家の作品の両方があり、「数から見ればほとんど半々(原文ママ)」

とのこと。また、先日自分が読んだ朱天心は「台湾生まれだが父が中国出身なので彼女も眷村文学に分類されることが多い」とか、他にもオススメの作家を挙げてもらったりとか、自分の知らない知識をいろいろ授けてもらった気分。

昔は台湾の歴史教科書でも中国についての記述が量として圧倒的で、台湾についてはごくわずかだったと聞く。それが民主化の後に大きく変わって、では国語教育は?というのが自分の質問の背後にあるものだったので、答えてもらえてうれしかった。

(こういう質問をもっともっといろんな国の人に尋ねてみて世代で分けたり「当時の教科書残ったりしてない?」とか聞いたり、リサーチ結果をまとめたりしたら楽しそうだなと思うのですが、ここをご覧の方でご協力くださる/情報をお持ちである方はいらっしゃらないでしょうか)