クリエイティブ・ライティングへようこそ!

僕がもっと知りたいと思っている事柄に、英語圏の大学のcreative writing(創作文芸科)やジャンル小説のワークショップがある。「文学の書き方なんて人に教えてもらうことはできない」という密教的スタンスは日本国内においていまだ優勢だと思うけど、テッド・チャンがいかにクラリオン・ワークショップに恩を感じているか語っているインタビューなんて聞いていると、内なる空間をのぞきたくなってしまう。

SFマガジンの「山岸真の海外SF取扱説明書」には、かつてピーター・S・ビーグルやル=グィンもクラリオンの講師を務めたと書いてある。日本人でも外国語だけで書くという作家も現れつつある今、こういう場所に飛び込んでいく猛者がいても不思議ではない気がする。