2021年冬に柴田元幸氏ら編集の英語版「MONKEY」2号で作品が英訳された尾崎翠。中国の気鋭の幻想文学研究者、劉佳寧さんへのインタビュー(→LINK)をみていたら現在、山尾悠子だけでなく尾崎翠をも翻訳中とあってうれしくなった。「MONKEY」1号では由尾瞳氏が英語版にはじめて出遭ったときの新鮮な感動を綴っていたけれど、英語版もしっかりした完訳があるのだし、本のかたちで出てほしいなあ。なお、学術誌に掲載された関係か、オンラインでどうも合法的にアップされているようです(→LINK)。

---

Tsundoku Reader

アメリカ在住Erikaさんによる、英語圏では未訳の日本文学を多数紹介しているブログ(“A blog on Japanese books, mostly untranslated, that deserve a wider audience outside of Japan”)。倉敷にある古本屋・蟲文庫の店主が執筆した『私の小さな古本屋』とか、エッセイ含めずいぶん広範な本について魅力を引き出していて、参考になります。