ひとつの本を読みながらこころは「いま、ここ」を離れて同じ作家のむかしの本に向かっている。響き、におい、温度、そういったものを思い出しながら目の前の一冊とそれとなく比較している。思考している。あるいはべつの作家の作品が、錆びついた記憶の井戸…
読んだー。出たすぐ直後、ジュンク堂の難波店で著者サイン入りを買っていたもの。マンガ家としての佐々木マキ作品の軌跡を集成した、革命の熱い一冊であり、こういう企画を実現させてくれた太田出版に拍手を送りたい(オビ文・村上春樹)。収録作品の多くはす…
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