日本の幻想文学研究の俊英、ピーター・バナードが今学期とある日本の大学で開講しているGhosts and Goblins in Modern Japanese Literatureという授業(使用言語は英語で受講生は留学生が多い)。週替わりで短編ないし長編の一部などを読んでいくが、テキストは早い週から順に、幸田露伴、泉鏡花、漱石、森鴎外、小泉八雲、柳田國男、村山槐多、佐藤春夫、折口信夫、金井美恵子、松田青子、酉島伝法(作品によっては二週にわたって扱うもの、一週で二作扱うものもあり)。村山槐多は「悪魔の舌」、金井美恵子は「兎」。こっそりモグりたい気持ちを抑えられぬ。