とある書店に入ったら、入り口にアニー・ディラード『本を書く(原題:The Writing Life)』が平積みにされていて目を瞠った。

文庫に近いサイズになったそのうちの一冊に、瞬間に汗ばんだ手を伸ばし奥付を見てみると、つい今年になってから復刊されたばかり。読んだ人間の眺望を変えうる書物だと思うので、広く読まれてほしい。再読する時間がいまはないので、09年に自分が書いた文章をここに転載しておく。