たぶんあまり知られていないのだけど、東京大学現代文芸論研究室論集「れにくさ」は無料でウェブですべて公開されている。沼野充義教授退官記念号に掲載されているエヴァ・パワシュ=ルトコフスカ「戦後日本におけるポーランド研究」工藤幸雄吉上昭三などのポーランド文学者を仲立ちに日本のポーランド文学の受容を通史的にまとめていて面白い。

日本で唯一のポーランド文学に特化した雑誌「ポロニカ」(恒文社)は自分もつい最近たまたま知ったんだけど、西成彦、関口時正、四方田犬彦らの執筆陣を揃えゴンブロヴィッチの日記やタデウシュ・ルジェヴィッチの戯曲なども掲載されているようですごく気になる。